フリーブロー成形とは
多種多様なプラスチック成形がありますが、半球ドームの形状を作る場合には、熱可塑性樹脂を加熱軟化させ、内部に空気を送り込み、風船のように膨らませることによって成形するフリーブロー成形が有効です。
型で成形する方法ではないので、形状の再現性は劣りますが、外観レベルは型を使った成形方法より優れています。
大型成形機を使用してのフリーブロー成形では、最大φ1800(高さに制限あり)まで作成可能です。
特注材料を使うことができれば、さらに大型化が可能です。
アクリルで成形する場合には(形状半球未満の高さ)
表面の平滑性に優れ、型との接触部分がないため、空気中の浮遊物による打痕がありません。
アクリルで成形する場合(半球+ストレート)
筒状の型を製作し、筒の中でプラスチックシートを膨らまし、成形することによって、半球+筒形状の製品を作ることができます。
ポリカーボネートで成形する場合には(形状半球未満の高さ)
表面の平滑性や形状の再現性はアクリルより劣りますが、他のプラスチック成形にも劣らず強度に関しては強い成形品を作ることができます。